エンジニア考究 その2

エンジニアについての話のその2です。

現代のエンジニアに特徴的なことについてです。

現代のエンジニアは、かなり細分化された専門分野を持っていることが多いです。これはその1での話しに若干反しています。

このため多くの場合、名刺に書かれる肩書きでは「○×エンジニア」とかなったりするわけです。例えばソフトウェアエンジニアとかシステムエンジニアとかでしょうか。

そして多くの場合、○×しかできない(わからない)エンジニア(モドキ)であるわけです。まあ、考えようによっては「言い訳」でしょうか。この場合はその1的にはエンジニアとは呼びたくは無いものとなります。

もちろん全てを分かって利用できる人などいないので、得手不得手や得意分野があるのは問題ないですが、それを言い訳にいろいろな可能性を検討するというのをサボるなら、やっぱりエンジニアとは言いたくはありません。

専門分野が出てきてしまうのは、エンジニアが利用する分野が広範にわたるため、止むを得ないところです。これは学問の広がりとも関係します。

主にエンジニアは科学を利用することが多いわけですが、その科学からして現代は広大な領域になっているため、全部を詳細に押さえるなどどだい無理な話です。ですから、複数人で分野をずらして対応することが、課題解決の効率の点で求められてきます。

ですがやっぱりエンジニアを目指すなら、「○×しかできない」より「○×が得意」という方が良い。よしんば「○×しかできない」は結果の能力なので仕方ないにしても、「○×しか、使いたくない」人はエンジニアとは言ってもらいたくないです。

こういう人は、○×より△□の方が安上がりに良いものを提供できても○×で実現して顧客に提供しようとするわけで、顧客もえらい損をさせられかねない。まあ、無駄が多いということで関わる人が多くなる可能性も高くなるので、結果として多くの人が儲ける可能性はないでも無いですが、それは大本の顧客には関係ない話ですし。

そもそも○×より△□が良いと知っていて、それでもなお○×を使うのは、人としてもどうでしょうか?自分のことでそうするなら問題も無いと言えるでしょうけれど。

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