プリアンプの設計 その4

前回のグリッド接地というかカソード入力回路を眺めていて、何かそのまま捨てるのは惜しい気がしてきました。そこでさらにもう少し検討を進めてみました。

CA13-06

まじめに各定数を見直してみて、上記のような回路にしてみました。上の方のカットオフが前回のものよりさらに伸びてしまって、9MHz を超えてしまいました。これは問題があるかもしれません。場合によっては LPF をどこかに入れる必要があるかもしれない。

LPF を入れるなら、LC 構成より CR 構成にしてゲインをそこでも少し落とせば NFB 量を減らせるので、さらに好都合かもしれません。LC でフィルターを作ると、高周波的になにかありそうで面倒なことが起こっても嫌ですし。

それ以外はまともな特性だと思います・・・が、C1 が 50μF もあるので、ここは電解コンデンサを使うことになるかもしれません・・・みんなの嫌いなパターンの信号経路のカップリングコンデンサに電解コンデンサです。

帰還回路の配線の L 成分に関して検討していないので、しておいた方が良いかもしれませんね。

その辺りをやった上で実際に試作して、前々回3 の回路と実際に比較でしょうか。

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